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アール・ブリュット
2010.01.22 Friday
10年前開催のアウトサイダーアート展の資料よりアール・ブリュット(生の芸術)はアウトサイダー・アートと言った方が、聞き覚えがあるかもしれませんね。しかし、微妙な違いがあるそうです。 前者は、1945年頃 J.デュビュッフェが、これまで芸術の評価の対象外だった、精神病患者や霊的幻視者などの作品を評価した「生の芸術」。美術の専門教育を受けていない人々の作品を「もっとも純粋で、もっとも無垢な芸術であり、作り手の発想の力のみが生み出すもの」と主張した。デュ1948年にビュッフェは、A.ブルトン、M.タピエらとともにアール・ブリュット会社を設立、その作品を収集公開し(ルネ・ドゥルアン画廊)、1967年にはパリの装飾美術館にて展覧会を開催し、「アール・ブリュット美術館」が設立された。J.デュビュッフェが選んだ作品に限られるらしい。 後者は、精神病者、知的障害者の生み出す美術に対して、あるいはエイブル・アート(可能性ある芸術)といった様々な眼差しや価値を担った呼称が用いられているそうです。 デュビュッフェが1949年に開催した「文化的芸術よりも、生(き)の芸術を」のパンフレットには、「アール・ブリュット(生の芸術)は、芸術的訓練や芸術家として受け入れた知識に汚されていない、古典芸術や流行のパターンを借りるのでない、創造性の源泉からほとばしる真に自発的な表現」と書かれているそうです、このように新しい概念で呼ばれたのに、線引きがあるのは意外に感じます。 しかし、フランスで開かれた日本の障害児の作品展が反響を呼んでいると聞き、とても嬉しく感じます。 技術の発達、経済の行き詰まり等により、心は乾燥ぎみ。生の芸術は心を癒してくれます。 |


10年前開催のアウトサイダーアート展の資料より